『過失をひとつも犯さない人間は、常に何事もしない人間である。』

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過失をひとつも犯さない人間は、常に何事もしない人間である。

  1. 言葉の主は「エドワード・ヘルプス」 で紹介されているところもあるがこの名前では探し出せない。


以下の「収録済み記事」は一つの参考。こちらの名前にしても確証はない。


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 ※
この言葉は単純だけどその分だけ返って分かりにくい面がある。原文を知っても分かり難さは残るだろうが、訳または日本語の問題も出てくるのかも知れない。

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  • 過失って何だろうとか。
  1. 責任義務行為を果たせないことかな。注意義務違反なら分かりやすい。受験に失敗しても過失とは言わない。義務教育を履行しなかったら本人の過失か、親の過失か、行政の過失か。
  2. 法律に違反することだけでなく、倫理的にも外れていたら過失とされてもいい時があるだろう。所属する組織団体地域等のルール、しきたり、慣例などへの違反行為も過失とされるに違いない。
  3. 手抜きをして他人に迷惑を掛けた場合は損害賠償の話になる。手抜きをしても見つからなければ手抜き得になるかな。というか過失として認識されない。健康診断を受けないで何も無ければそれまで。発見が遅れたら自業自得だが、立派な過失だ。
  • 過失と失敗は何が違うのとか。
  1. 失敗は企みに対して結果を達成できないこと。過失がその要因として存在しようがしまいが関係ない。単なる力量不足や不測の事態の発生など色々な要因原因を持って失敗と言う結果に至ることは有る。みんなで頑張ったても駄目な時は駄目なのだ。
  2. 失敗の反対は成功。企みが成立すること。仮に過失が途中存在していても適切なリカバリーができれば目標の結果を導くことが出来る。
  3. 繰り返すと、過失は人の行為の義務違反。失敗は企みが成立しなかった結果事象。
  • 日本語として「常に~しない」って変じゃないか。
  1. 英語文化が入ってきて直訳シャワーを浴びるとこういう日本語がまかり通るようだ。あの人は常にサボっているなんて言わないね。あの人はいつもサボっているって言うでしょ。まあ、どうでもいいことだけど。



言葉を整理するとこの訳文はやはり間違っている。本意を組めば過失ではなくて、失敗のほうです。目標を掲げチャレンジするから失敗が生まれる。目標を持たない、チャレンジしない、そういう人には失敗も成功も現れて来ない。

過失を犯す=犯罪行為を正当化するあるいは唆す言葉ではあるまい。

それにしても、この言葉は極端な視点からの物言いで嫌だね。全く上から目線の態度。この人が成功者かどうかは知らないが、何かを失ったことは確かなようだ。




 

 

『人生は恋愛の敵よ』

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人生は恋愛の敵よ

  
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  1. 何かコメントしたくても著作を読んでいなければどうしようもない。
  2. 勝手に推定すると何となく共感できるような。
  3. 人生って結構面倒くさいことが多い。未来は君のものだと言ったところで、あちこちに線が引かれているし、壁や溝が用意されている。はみ出さないで、ぶつからないで、落ちないで、どうやって前へ進むのか。
  4. 恋愛どころじゃない。好きなことの一つも儘ならないのだ。
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推定は多くの場合、外れているものだ。本、読んでみるかな。

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『理解なんてものは概ね願望に基づくものだ』

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理解なんてものは概ね願望に基づくものだ


  • 攻殻機動隊(アニメ)
  • 荒巻大輔
  • 台詞
  • 作者?



この言葉自体が自己矛盾しているかな?。 「理解は願望に基づく」とこの人は願望し理解したのだろう。

「1+1」が「2」であることを理解するのは願望?。論理や科学や技術などの世界は屁理屈でも入れてこないと少し無理がある。

人間を理解するのは(現時点では)論理や科学では説明できなことが多いから願望?。裏側から見れば、忌み嫌いと言ってもいい。憎悪が先に来てその説明をすることで理解しているケースは結構多いのではないか。

人を理解するのは、実際の問題として、その人に対してどれくらい共感を持つことができるかによる。共感と言うのは知りえたことを自分の都合で自分の心(イメージ空間)にマッピングしていくから、願望と大して変わらない。勝手な取捨選択も行われるから、早合点、思い込み、勘違い、などが入り込んでくる。修正作業を継続してやっていればよいが、固定化していると不幸な事態を招くことも。

他者による評価、評判、ランキング、なども修正作業には必要だろう。

それでも残る部分は信念。しかし信念なんて格好良く言ってみても、単なる願望がへばりついているだけのことが多い。

自分の問題になって跳ね返ってくるのは怖いものだ。

自分のこだわりの根源は何処にあるんだろうかとか。

『噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。』

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噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。



西部劇で有名なワイアットアープ。実在の人らしいが、正直なところ人となりについては良く知らない。

名言というべき内容には自分の考えや行動に触れるものがあるが、これは如何だろうか。

「噂」などいい加減だから気にするな。嫌それ以上に、「噂」はまだまだ辛辣ではない優しいものだから、安心して?、受け止めて構わないよと言うことかな。懐を広く深く保てば噂は噂でしかなくなる。



ワイアットアープから100年後の今はSNSで噂が飛び交う。スピードも広がりも脚色も桁違い。加えて自然消滅しない永久保存だ。ワイアットアープが今のSNSの世界を見たら別の言葉を吐いて居たかも知れない。

忘れられる権利」を改めて考えることになる。

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『人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。』

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人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。

  • 徳富蘆花(とくとみろか)
  • 生年月日: 1868年12月8日
    生まれ: 熊本県 水俣市
    死亡: 1927年9月18日
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  1. 名前は有名。でも作品には触れたことがない。昔の国語の教科書には 何か出ていたかもしれない。
  2. タイトルの言葉の響きは荒々しいが、それほど特別なことを言っている訳ではない。 現代社会の気質とのずれも感じるが、この言葉の方が感情に対してストレートに表現しているに過ぎない。
  3. 人生について語るあるいは語り合う。そういう時代はほんのひとときだ。老人が若者を相手に何かを語っても伝わることは期待できない。老人が何処かに書きなぐったとて伝わる相手は若者ではない。
  4. 若者の叫びは言葉は拙くてもその瞬間の真実がある。 共感できるものがそれに続く。
  5. 若者と老人を分けるのは年齢ではない。意識。覚悟。例えば、タイトルの言葉に共感するなら、あなたは最早若者ではあるまい。



(その他の言葉)

  1. 人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。
  2. 死んで誰一人泣いてくれるものもないくらいでは、 生きがいのないものだね。

『恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。』

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恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。

  1. 無駄を削ぐとこういう表現になるのかな。
  2. 削いだ部分にこそ価値があるかもしれない。
  3. 詩的であることが人間の証明なのかも知れない。

(他の言葉)

  1. 最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら、 しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。
  2. 恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。
  3. 人生は一箱のマッチに似ている。 重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。
  4. 天才の一面は明らかに醜聞を起こし得る才能である
  5. 自由は山嶺の空気に似ている。どちらも弱い者にはたえることはできない。
  6. 人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称しがたい。しかし、とにかく一部を成している。


言葉を理解する限界

・・・言葉だけを抜き出して勝手なことを言っている人間・・・の一人としては耳が痛いけど自分の世界観で理解するのはとても大事なことだ。言葉の本来の意味、作品の思想をどこまで辿ったところできりがないし、何処まで行ったところで自分の世界の中でしか理解できるものではない。勿論、自分の世界観と他人の世界観にはずれがあるから、押し付ける必要はない。

『辞書は時計のようなものだ。いい加減な辞書なら無いほうがいいし、 最もよい辞書でも完全に正しいと期待することはできない。』


『辞書は時計のようなものだ。いい加減な辞書なら無いほうがいいし、 最もよい辞書でも完全に正しいと期待することはできない。』


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  1. そうでもないけどね。
  2. この頃の時計は相当正確だ。間違っていても分かりようがない。
  3. 辞書の方は使いこなしが難しい。正しいも何もない。しかし、他に頼るものもない。

(ほかの言葉)
  1. 短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる。
  2. 今から一年も経てば、私の現在の悩みなど、およそくだらないものに見えることだろう。
  3. 金のために結婚するものは悪い人間であり、恋のために結婚するのは愚かな人間である。
  4. 辞書は時計のようなものだ。いい加減な辞書なら無いほうがいいし、最もよい辞書でも完全に正しいと期待することはできない。

『私も青春のことを懐かしみ、若い人を羨むことがあるが、 しかし、もう一度若くなって世の中を渡ってこなければならぬと思うと、 何よりも先に煩わしい思いがする。』

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私も青春のことを懐かしみ、若い人を羨むことがあるが、 しかし、もう一度若くなって世の中を渡ってこなければならぬと思うと、 何よりも先に煩わしい思いがする。

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  1. 正宗白鳥は本当にそう思ったのだろうか。
  2. 青春が煩わしいと思うくらい 悲惨な青春時代だったのかな。一生懸命に生きた証。
  3. 何もしないで青春を過ぎてしまうと「もう一度」というのは嬉しい話だけど。



しかしてこの言葉は名言と言うべきものかな?。

若者に対しては戒めに聞こえなくもない。青春を既に過ぎている人に対しては如何か。実は同じ。過去を振り返ればすべて青春と同じだ。誰でも何歳でも今日の日をいつかは振り返ることになる。だから、どの日も悔いのないようにしないといけない。

毎日疲れるような全力投球の生き方?。嫌~勘弁してほしいわ。

答えは出ました。怠け者は青春を羨むが決して青春することはできない。何度青春を訪れようが毎回無駄に時を過ごすだけだろう。

『恋は二人のエゴイズムだ。』

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恋は二人のエゴイズムだ。

  1. Anne twirl Searle?
  2. 存在不明。有名人ではない。何かの作品に出て来る人かもしれない。
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  1. 動物の生殖活動は種のエゴイズム?。
  2. 最良のメスとオスのカップルを作るようにDNAはコントロールされている。
  3. 最良でない個体は除外されるように作られているのだ。失敗作には恋のチャンスは無い。妥協と言う方法もある。妥協の連鎖にすら組み込まれない個体は残念の極み。
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  1. 恋する二人は種の保存のためにDNAに手繰られている気の毒な人たちだ。種の保存など関係のない不出来のあなたは自由で無責任で苦労が無い幸せな人とも言える。
  2. 恋する二人の気の毒な事情を考えれば少々の傲慢には目を瞑って見逃すことです。

『貧しい者は金持ちになりたいと思い、金持ちは幸せになりたいと思う。 独身者は結婚したいと思い、結婚した者は死にたいと思う。』

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貧しい者は金持ちになりたいと思い、金持ちは幸せになりたいと思う。 独身者は結婚したいと思い、結婚した者は死にたいと思う。

  • アン・ランダーズ
  • Ann Landers
  • 1918年7月4日-2002年6月22日
  • アメリカの女性コラムニスト。
  • 新聞紙上でのウイットに富んだユニークな人生相談コラムで有名。


  1. ここまで決めつけられては毎日が不自由だろう。
  2. 決めつける側は気楽なものだ。
  3. この女性の勝気な性格が伝わってくる。
  4. 実際にはこのコラムニストのことは全く知らないのでこちらはそれ以上に無責任・お気楽のそしりは免れない。
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  1. 貧しいとネガティブな意味で認識したら、貧しさを脱したいと思うのは普通。金持ちでなくてもほどほどの経済力は必要と思うだろう。
  2. 金持ちはもっと金持ちになりたいと思うかもしれない。
  3. 幸せになりたいのは金持ちに限らない。金持ちでも不幸なことはある。
  4. 結婚したい独身者もいるが、結婚なんてこりごりと思っている独身もいる。
  5. 結婚したら不幸になると決まったものではない。
  6. 離婚を選ばずに死を選ぶ人がいても不思議ではない。事情があるのだろう。 
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  • このような根拠もなければ合理性もない ことがらをつなげて話をする人がときどきいる。
  • 聞き流すならいいが、もしくは冗談と受け止めて済ましてもいいが、うっかり雰囲気だけで受け入れてしまうと火傷をするかも知れない。それこそ冗談の種にされてしまう。
  • 国会答弁や記者会見で時々目にする事態は放置できないものも多いのに、突っ込みの出来ない政治家や記者には残念では済まされない。

『孤独 ― 訪ねるにはよい場所であるが、 滞在するのには寂しい場所である。』

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孤独 ― 訪ねるにはよい場所であるが、 滞在するのには寂しい場所である。

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  1. 理解しやすい言葉だ。
  2. 気が向いたときに孤独になるのは良いが、ずっと孤独は寂しくて遠慮したいと。
  3. 言い換えれば、時々は孤独になりたいと思うほど周りが煩いことがある。
  4. 寂しい場所(孤独)に滞在せざるを得ない時がある。
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  • 何がメッセージになるのか?
  1. 人間は気まぐれだから心のバランスが取れる。
  2. 脳科学でもないが、大脳で心をコントロールしすぎると本当の脳(古い脳)が苦しくなる。
  3. 適度な刺激と刺激からの解放とが必要なのだ。社会性を維持しながら、心のバランスを保つことは綱渡り。

『人生は一歩一歩、死に向かっている。』

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人生は一歩一歩、死に向かっている。






命には限りがある。生を受けたものはいつかは死ぬ。人は誰でも自分の生に終わりがあることを知っている。動物も植物も。

死ぬことを目的として生きている訳ではない。どのようにあがいたところで結局は死ぬ場面に至るが、それを目指している訳ではない。

これは名言と言う訳には行かない。

自分の行動を変えることは無いからだ。しかし。しいて言えば、「覚悟の人生」と言うことだろうか。 命は時間。無駄にできない。それでも、向かっている先には死が待っている。


『遅い仕事は誰でもできる』

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遅い仕事は誰でもできる
 
  • 荻田?
  1. 会社の先輩の口癖。
  2. 納期に間に合わなければ仕事自体が全く無かったことになる。例えば、上司(経営層)からいつまでに(多くは経営会議の日程までに)どの資料を用意しろと言われて準備が出来なかったら直ぐに配置転換(クビ)と言う訳だ。
  3. 資料の分析検討の完成度は低くても問題解決を進めたい幹部連中の議論ができるだけの材料は用意する。
  4. 所謂QCDで言えばDが必達。QやCは妥協できる。時間やコストを十分かけてQを達成するのは誰でもできることだが役に立たない。


品質不祥事で世間を騒がす日産や神戸製鋼などDを優先させるためか、Qを犠牲にして商品をどんどん出荷させた。

品質側面の何を優先させるか、どこまで妥協できるかは、商品(提供するもの)の特性によって異なる。常識だ。すべてがエクセレントと行かない時に、妥協点(歯止め)を適切に設定できるか。難しい問題だ。想定外の自体、不測の事態においてはマニュアル人間は立ち往生する。

商品となると面倒なことが多いが、通常のコミュニケーションでは納期が大事。納期を守らないとコミュニケーション自体が成立しないからだ。極端に言えば、間違っていても、嘘をついても、レスを返すことが優先する。間違いや嘘が多いと信用を無くすが、レスを返さない状態、無視、放置よりはまだ良い。

コミュニケーションは仕事の基本要件、仕事が遅い人はコミュニケーション能力も低いのだろうか。

『間違いを犯しても、深刻なものであっても、やり直す機会は必ずある。失敗とは転ぶことではなく、そのまま起きあがらないことなのです。』




  •  メアリー・ピックフォード
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  1. 共感できる。現代の価値観に通じる。失敗のない人生なんて退屈だろう。最初からぴったりジャスティフィケーションできる方が変だ。 失敗の中に成功が潜んでいる。
  2. ところがこの建前はなかなか難しい。 一旦転んだりすると再び起き上がるには何十倍もの労力が必要。周りの見る目も変わる。時計の針も進んでいる。同じチャンスが二度訪れることは無い。
  3. 失敗の利点は一つ経験できたこと。そこから何かを学んでいればチャンスはある。そのチャンスを不意にすることこそが失敗。何も学ばなかった失敗が本当の失敗だ。再起の勇気さえも奪った失敗が本当の失敗だ。

『やりかたやハウツーなんてない。 ただ愛することによってしか、愛し方なんてわからないんだ。』

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やりかたやハウツーなんてない。 ただ愛することによってしか、愛し方なんてわからないんだ。


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  1. これは思春期の男女の愛か、普遍的な愛か、いずれにしても同じことか。
  2. 自己矛盾が新鮮に見えて来るから面白い。こういうもんだろう。誰も人生の正解なんてしらないから。

『なぜ死を恐れるのですか。 まだ死を経験した人はいないではありませんか。』

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なぜ死を恐れるのですか。 まだ死を経験した人はいないではありませんか。
  • 恐れ
  • 経験
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  1. 変な諺だ。未経験はリスクを持つから誰でも恐れる。しかし、どんなリスクに対してもギャンブラーは居るものだ。彼らはリスクを切り開く。ただ、死のリスクから生還したものはいない。死から生還したと信じたり信じられたりする人は結構いるようだ。あるいは臨死体験の人たち。あるいは生まれ変わりと信じたり。
  2. 死を恐れるから成立している多くのこともある。法律の前提の一つだ。
  3. 死をバイパスすることはできない。死は生と共にあるから。
  • 生を経験することが死を経験することだ。死んでしまったら既に死は存在できない。


他の言葉
  1. ああ、世の中には面白くないことがたくさんある。 神様、あなたは女までお作りになりました。
  2. なぜ死を恐れるのですか。 まだ死を経験した人はいないではありませんか。

『四十歳は青春の老年であり、五十歳は老年の青春である。』

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四十歳は青春の老年であり、五十歳は老年の青春である。

  • 西洋の俚諺
  1. 何処の国のことわざも興味深い。発想が新鮮に見えることもある。

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  1. この手の言葉は少なくない。キャリアチェンジのときなどにも目にすることが多い。現在は過去の未来であり、未来の過去である。なんて言われてもね。気の持ちようともいうが、それらは嘘です。老化するし退化するし環境も変わる。しかし、現在は未来に向かって常にフレッシュということは真理だろう。 すべての人に新しい未来が絶え間なく降り注ぐ。老人の分かったような上から目線の物言いは不要だ。人間、死ぬまでチャレンジだ。

『幸福は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、 ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸福を見逃すな。』

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幸福は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、 ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸福を見逃すな。


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  1. 幸福とはチャンスと言うことかな。希望と言うことかな。
  2. 1か月周期という発想も面白い。動物の活動は月を周期としているからか。
  3. 毎年(公転)、毎四半期(季節)、毎月(月)、毎週(宗教?)、毎日(自転)。 毎10年、毎5年、毎2年。きっとどれでもいいのだろうし、きっと全てなんだろうとも思う。
  4. 常に、普段の、不断の、準備、努力の大切さを言ってくれている。
  • でも
  1. 多くの人は分かっているかど出来ないのだ。
  2. 問題意識が設定できないと必ず見逃す。
  3. 遠くを振り返ってようやく何が問題だったのか理解できるだけなのだ。
  4. でも、レビューを繰り返せばリアルタイムで問題を設定できるようになるかもしれない。
  • 結論:
  1. 日記をつけなさい。
  2. 現在起きていることと過去に起きたこと。
  3. 過去の行動と結果を評価する。
  4. 今なすべき仮設を立てる。



(他の言葉)

  1. 世の中で重要なことの多くは、 まったく希望がないように思えたときでも試行錯誤を続けた人々によって成し遂げられてきた。
  2. 人生とは今日一日のことである。
  3. 幸福は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、 ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸福を見逃すな。
  4. この世は興味あるもので満ち満ちている。 こんなすばらしい世界で、だらだらと人生を送るのは、もったいない。

『私は運命の喉首を締め上げてやるのだ。 決して運命に圧倒されないぞ。 この人生を千倍も生きたなら、どんなに素敵だろう。』

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私は運命の喉首を締め上げてやるのだ。 決して運命に圧倒されないぞ。 この人生を千倍も生きたなら、どんなに素敵だろう。

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  1. 何歳の時の言葉だろうか。若い時の気迫の言葉だろうか。晩年の執念の言葉だろうか。彼の才能を開かせるに人の命は短すぎただろうか。
  2. 強い意思が伝わってくる。56歳で生涯を終えた聴力を失った作曲家の気持ちを思えば、だらしない生き方などできるものではない。 

『友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、 それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。』


友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、 それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。

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  1. 果たしてこれが名言と言えるか。
  2. 友人はあなたのすべてを本当に知っているのか?
  3. 友人はあなたを本当に好んでいるのか?
  4. 特に隠し事はしていない。竹馬の友は自分より自分を知っていることもある。
  5. この言葉を手掛かりに、お前は友人だ、お前は友人じゃない、と色分けでもするのだろうか。
  6. 逆の立場に置き換えて考えてみても、すっきりしないだろう。 自分は本当に友人か、どこまで友人か。



  • 今の中国は日本の友人ではないということになるかな。悪さばかり。嫉妬と妬みと顰(ひそみ)。もともと日本人の一部は、中国に居たくなかったから大陸から抜け出してきた人たち。日本に行きたいと思った人が日本に来て日本人になっている。日本に行きたくても行けなかった人が中国に残っている。今も日本は憧れの郷、心の故郷のままだ。其の人たちは今も友人だ。
  • 全てを知るなんてことも怪しい。三日会わなければ(会わざれば)刮目(かつもく)して待つべしともいう。
  • まあ、人の好き嫌いに理由や理屈を付けてもしようがないでしょう。

『大人とは、裏切られた青年の姿である。』

+au

大人とは、裏切られた青年の姿である。
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  1. 皮肉屋の太宰の言葉には付いていけない。だが、どことなく真実らしい匂いもする。志を打ち砕かれた太宰の姿を言っているのだろう。
  2. 人生を将棋のようにみれば一度の失敗で決着してしまう。囲碁のようにみれば何度かチャレンジできそうだ。 
  3. 大人が青年をミスリードすることはいくらでもある。悪意のことも。それを乗り越えて大人になるやつもいる。潰される奴もいる。裏切られたと感じているならこいつはまだ青年のままだとも言える。
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  • 名言にするなら行動を変えるメッセージが欲しい。青年は裏切られて初めて大人になれる。青年は大人の期待通りにやっていては大人になれない。青年は大人を裏切って大人になれる。 青年は常に新しいものを持ち込んでくるのが使命だ。
  • 青年よ大人が期待する以上のことをやれ!。
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(他の言葉)

  1. 愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない。
  2. 死のうと思っていた。 今年の正月、よそから着物一反もらった。 お年玉としてである。着物の布地は麻であった。 鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。
  3. 幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。
  4. 僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、 それが全然わからないのです。
  5. とにかくね、生きているのだからインチキをやっているのに違いないのさ。
  6. 人間は恋と革命のために生まれてきたのだ。
  7. 人は、本当に愛していれば、 かえって愛の言葉など白々しくて言いたくなくなるものでございます。
  8. 恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。
  9. 大人とは、裏切られた青年の姿である。
  10. 愛は、この世に存在する。 きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。
  11. 「男女同権」とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。
  12. 人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
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『運命占星学では、平穏無事な一生、 可もなく不可もない人生が最幸運となっています。』

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運命占星学では、平穏無事な一生、 可もなく不可もない人生が最幸運となっています。
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  1.  何となく怪しい響きがある占星学。素人には分かりようがない。
  2. それでも内容(この言葉)は仏教的・儒教的な説得力がある。

  1. でもこの言葉には裏が見えてくる。「平穏無事な一生」などあり得ない。「可もなく不可もない人生」もあり得ない。多くを望むなという戒め、現状に満足しろと言うだけかもしれない。
  2. まだ占星学の本当のことが理解できていない。そういうことかもしれない。 
  • 「欲」は 人を満足させ、やがて追い落とす。
  1. 生理学で考えても、ドーパミンが作用すると脳は満足するが、もっともっとと欲しがる結果、脳を破壊してしまう。
  2. 交感神経と副交感神経のバランスが崩れても手順を踏んで脳は破棄される。

『貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。 なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。』

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貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。 なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。






能天気?
  1. 果たしてこの人は貧困だったのか。
  2. もし貧困だったとして、貧困時代にこの言葉を発することが出来たのか。
  3. 「結果オーライ」的な言葉には訴えるものは少ない。
それでも?
  1. お金が左右する世界とお金ではどうしようもない世界の存在を理解していたことは窺い知れる。文才はお金とは関係ない世界だから、そこへ飛び込んだ動機の一端を吐露させたものかもしれない。
  2. 少なくとも、貧困を言い訳にしない生き方をしてきたということだろう。
世間は?
  1. 言訳しながら人生を送っている連中がいる。自分の不成功・不満足・不幸の原因を誰かに被せてそれで辻褄を合わせている人たちがいる。真面目に生きてきたのに何かが違う目の前の現実を受け入れらない人が居る。
  2. 成功者・満足者・幸福者にも苦境はあったかも知れない。しかし苦境もまた必要なことだったとポジティブ評価する人もいるだろう。
  3. 戦争、自然災害、事故、病気、親の離婚、理不尽、誰かの犯罪などなど。世間には自分でコントロールできないことばかりだ。自分でコントロールできるのは恐らく自分だけだ。それだって全てではない。自分のほんの一部分しか自分ではコントロールできない。
  4. 自分が変わらなければ世界は変わらない。自分の生き方は自分で決めることが出来る。
  5. 親に守られて生きてきた人は自分を変える必要を感じないし自分を変える訓練もしていない。親の言いなり。良い子だけの子供は馬鹿の純粋培養。無自覚、無批判な生き方をすると世間に出て戸惑う。異聞を変えることはできない。協調性、順応性、適応性では測れない個の



(他の言葉)
  1. 貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。 なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
  2. 幸福とはそれ自体が長い忍耐である。
  3. 結婚する。 まだ多少は愛したりもできる。 そして働く。 働いて働いて、そのあげく愛することを忘れてしまうのである。
  4. 不滅とは未来のない観念である
  5. 死への絶望なしに生への愛はありえない


可笑しなことだが言葉を引用する時はそのままコピペが基本。引用が繰り返される。中にはこの事例貧困は僕とって必ずしも憎むべきものではなかった。 なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。のように詰まらないミスが紛れ込むことがある。ミスもコピーされる。そのまま引用が繰り返される。伝承とはそういうものだ。紛れ込むのはミスに限らない。 

『天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、 本当の絵描きになってみせるものを。』

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天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、 本当の絵描きになってみせるものを。
  • 葛飾北斎
  • 江戸時代後期の浮世絵師。
  • 富嶽三十六景、北斎漫画など。
  • 1760年10月31日~1849年5月10日
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  1. 北斎が本当にこんなことを言ったものかどうか。誰か何処かで調べてほしい。
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  1. 本当の絵かきではなかった。と北斎は自分のことを思ったのか。
  2. 版画作家とと絵描きは決定的に違うという意味か。
  3. まだまだ未熟ということか。
  4. 命(時間)を欲しいと言っただけか。
  5. 死ぬまで創造欲に駆られていたのか。
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  1. 少なくとも「絵描き」という仕事、使命、同化した価値対象が北斎には人生の終わりまで存在していた。素晴らしいことだ。下手をすれば、それを求めても結局探し出すこともできずに一生を終える人もいる。もっと残念ケースでは生涯を託す仕事など鼻から考えない人も。
  2. 道を得て、そこで苦労するのは苦労とは思わない。精進。
  3. 道を得ないで、不平不満を内在させるだけでは、成長はおろか、閉塞感から脱出するすべもない。 


『人生にはただ三つの事件しかない。 生まれること、生きること、死ぬことである。 生まれるときは気がつかない。 死ぬときは苦しむ。 そして生きているときは忘れている。』

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人生にはただ三つの事件しかない。 生まれること、生きること、死ぬことである。 生まれるときは気がつかない。 死ぬときは苦しむ。 そして生きているときは忘れている。
  1. 凄い皮肉。でも真実だ。



(他の言葉)
  1. 大恋愛の経験のある者は友情を重んじない。
  2. 一人の男だけ見つめている女と 一人の男からいつも目をそらす女は、 結局似たようなものである。
  3. 人生にはただ三つの事件しかない。 生まれること、生きること、死ぬことである。 生まれるときは気がつかない。 死ぬときは苦しむ。 そして生きているときは忘れている。
  4. 恋愛は恋愛によって始まる。 従っていかに強い友情からも弱い恋にしか移行できない。
  5. 女房に愛される技術というものは発明されないものだろうか。
  6. 人間的に言えば死にもよいところがある。 老いに決着をつけねばならないからだ。
  7. 私達の一切の悩みは、 私達が孤独で存在し得ないということから生まれてくる。
  8. 我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。 他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、 偏見に満ちていることを百も承知なのに、だ。
  9. 醜い女はいない。 ただ、どうすればかわいく見えるかを知らない女はいる。
  10. 時間は友情を強めるが、恋愛を弱める。
  11. 時は友情を強めるが、恋愛を弱める。
  12. 人生はそれを感ずる人間にとっては悲劇であり、考える人間にとっては喜劇である。
  13. ゆうゆうと焦らずに歩むものにとって長すぎる道はない。 辛抱強く準備するものにとって遠すぎる利益はない。


他の言葉を眺めてみると、こいつは一体全体にどういうものの考え方をしているのか甚だ疑問。所謂、真面目不真面目が同居したような。固い頭の持ち主には到底理解が届かない。

『自転車は走ればこそ転倒しない。 要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。』

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自転車は走ればこそ転倒しない。 要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。

  1. 何が言いたいのだろう?
  2. 要領よく遊泳しろと言っているの?
  3. 遊泳する奴は見下げた奴と言いたいのか?見上げた奴と言いたいのか?
-
  • 止まると流れに流される。常に意図をもって走り続けることが大事。世の中が不安定になってくると、自分の意思・意図・方向性は際立ってくる。乱を制するのは、ぱっと要領よく現れてきた連中と見えるかも知れないが、その実は彼らは常に走り続けていた連中だった。はずだ。


(他の言葉)
  1. 金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
  2. 自転車は走ればこそ転倒しない。 要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。
  3. 男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、 非常に不幸を感じるものである。
  4. 幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
  5. われわれは現在だけを耐え忍べばよい。 過去にも未来にも苦しむ必要はない。 過去はもう存在しないし、 未来はまだ存在していないのだから。
  6. 人は幸福を探し始めると、たちまち幸福を見つけられない運命に陥る。 しかしこれには不思議はない。 幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、 好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。
  7. 幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。 幸福を追っかけるなどは、言葉のうえ以外には不可能なことである。

『一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、 そう、自殺でさえも残されていない。』

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一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、 そう、自殺でさえも残されていない。


  1. 一見すると言っていることの意味が分からない。
  2. 結婚観、家族観によっては、宗教観かもしれないが、夫は、または妻は全量であること以外も止められないということか。
  3. そこに自殺という選択も含まれるのに驚く。自殺は人生の選択肢の一つなのかと。

  • 結局、結婚の窮屈さを言うのかな。もしくは結婚生活は不可侵の領域ということを言うのかな。イギリス人なら分かるのかな。きっと、イギリスの離婚率は低いだろう。


『虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。 保険に入っていれば金を残す。』

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虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。 保険に入っていれば金を残す。

  • 吉行淳之介
  • 1924年(大正13年)4月13日 - 1994年(平成6年)7月26日)
  1. これを名言という人はいない。
  2. 昔は保険に入って死亡保険を家族に残すのが普通。
  3. 今はなかなか死なないし保険は使い切る形になる。
-
  1. 真面目?、おちょくり?。罪を犯せば穢れを残すかな。罪は人だけが犯すものだ。

(他の言葉)

  1. 恋愛をして分かることの一つは、 時間というものは一定の速度で過ぎていかなければならぬということです。
  2. 青春の時期は、いつの時代でも恥多く悩ましいものだ。 もう一度やれと言われてもお断りしたい。
  3. 虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。 保険に入っていれば金を残す。

『人は十五歳の時たくさんいろいろな事を考える。 そして人生の問題を殆ど発見する。 その後は、それに慣れて、だんだんにそれを忘れていく。』

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人は十五歳の時たくさんいろいろな事を考える。 そして人生の問題を殆ど発見する。 その後は、それに慣れて、だんだんにそれを忘れていく。

  1. この人は誰ですか?創作上の人物?。存在が確認できない。

  1. 子供から大人になろうとする時期が15歳ということか。日本なら中学生から高校生になろうとする時期。将来のことを自分の問題として自覚するようになる時期。今は世間も親もせっかちで早生を余儀なくされているかも知れない。
  2. 人生の問題って実はそんなに多くない。伝記の2つ3つも読めば殆どが詳記されているに違いない。
  3. 人生の問題は大きな問題、重要な問題、深刻な問題。直ぐには出来ない。確かな方法論と時間と生きる勇気があればいずれ到達できると期待するしかない。
  4. 人生の問題に立ち向かいながらも、目前に次々現れる問題が時間と気力を奪っていく。 これもまた人生。大事は雑事の陰に隠れるようになる。それが凡人の人生。
  5. 初心忘るべからず。この言葉を他人から言われているようでは自分はダメ人間と思うべきだろう。
  • 視点を変えよう。忘れるから生きていける。毎日シリアスでは早死にしそうだ。定期的にドーパミンを噴出させることは生きる知恵だ。要は、バランス感覚、生きる要領良さ、その中で大事な問題に取り組んでいけばよい。
+
  • 大事なことを。人生の問題。答えがない問題ということ。少なくとも他人が答えを出してくれることは無い。答えは自分で探す、作る、考える。自分が生きて行動する中に答えがあるかどうかも分からない。 
  • シャドンヌの皮肉は自分自身に向けたものに違いない。彼は今なお答えを探し当てていないのだろう。


人生のCMWを考える
  • やれること・できること
  • やらなければいけないこと・しなければいけないこと
  • やりたいこと・したいこと
人生はCMWでできている。Cはできること。Mはしなければいけなこと。Wはしたいこと。誰の人生もCMWでできている。この3つが一致する人もいるし、バラバラの人もいる。人のCMWの一致度は その人の性格、その人の生き方、その人の社会性、その人の幸福度に大きな影響を与える。

自分の人生の問題が自分のCMWのどこに横たわっているか。日々変わるであろう、人生のCMWの広がりの中で人生の問題も転がり続ける。正しいポジションというものはない。それは生き方、人生観そのものだ。

人生を包囲するCMWの否定形
  • やれないこと・できないこと
  • やってはいけないこと・してはいけないこと
  • やりたくないこと・したくないこと
  1. 直ぐに諦める人は世界を狭くする。
  2. 罪を働けば世界を狭くする。
  3. 無関心は世界を狭くする。
人生をCMWで振り返る
  • したこと・できたこと
  • しなければいけなかったこと・やらなければいけなかったこと
  • したかったこと
  1. 15歳で振り返っても、20歳で振り返っても、結婚のとき、出産のとき、病気やけがのとき、退職のとき、人生間際のとき。後悔する人、反省する人、満足する人、色々いるだろう。
  2. 人は自分の都合で合理化をする。「できたこと」は「したかったこと」だったと一致させる人もいれば、その逆を言う人もいる。
自己分析/カウンセリングにCMWを使う
  • Cは実力・実績・事実。
  • Mは社会理解・自分理解・合理性理解。
  • Wは本音・迷い。 
  1. 自分のCMWの現在・過去・未来を記述すれば簡単に 自己分析ができる。
  2. 他人のCMWを見れば簡単にカウンセリングができる。
  3. この手法が面白いのは人生というスケールの問題でも、目先の特定の問題でも利用できること。
  4. 自己分析、セルフカウンセリングでは、それぞれの否定領域まで意識するのは当然の事。
  5. 分析チャートとしてのCMWマップは一度グラフに書いてビジュアル化しておけば、あとはそれをメンテナンスするだけだから面倒はない。また言えば、その図は1日で変わることもある。Cの変動は少ないが、MとWはメンタルな刺激を受けることで変動することがある。

『資本主義は,その成功ゆえに,自壊する』

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資本主義は,その成功ゆえに,自壊する

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NHKのBSIスペシャル「欲望の資本主義2018~闇の力が目覚める時~」 では色々な興味深い概念・言葉が紹介されていた。これはその中の一つ。

資本主義は破壊と創造で生産を続ける社会。全てを商品にする。新たな商品を生み出すために内部構造の破壊も行う。

マネーは将来の商品と交換できる権利書みたいなもの。 数字になったマネーの価値は商品に対して常に相対的。同じものでは時間が過ぎたり場所が変わったりするとマネーの価値は変わる。そう言うレベルの話ではない。全てが商品化するプロセスの中でマネーの価値は常に減少していく必然性を持つということだ。

生産活動・経済活動とはマネー価値の希薄化活動のことになる。 これは資本主義も社会主義も関係ない。もっと基本的な概念。強いて言うなら希薄化の中で生じるマネー価値あるいはマネー配分の歪みのコントロールをどのように行うかと言う問題になる。

自由で気ままな人が存在できる限りは権利書に意味はあるが、自由な人がいなくなればマネーは瞬時に消える。社会主義では自分で勝ちを決められない。結局、人は無限の回転ループを自由に走り続けるか、人(自由人)を止めるかという昔ながらの結論に導かれるのだが、一人でも自由人がいる限り資本主義は終わらない。

資本主義は無限ループの籠の中にあるので永遠に成功することはない。

AIロボットが世界を支配して自分でか考えようとする人がいなくなれば終わることが出来るかも知れない。



メッセージとして見直してみる:
  1. 自分が行うこと全てに意味(価値)を考えてみること。
  2. 自分における創造あるいは創造的破壊とは何か考えてみること。
  3. 自分の活動と成果については時間軸で理解し評価すること。
別のメッセージ
  1. マネー(数字になったお金)は常に希薄化のリスクを抱えている。タンス貯金、銀行預貯金、外貨預金など。
  2. 劣化しない資産はマネー希薄化の結果必ず相対価値を向上させる。値上がりする。自然物(土地、宝石、)、創作物(美術品、物語、)。
  3. 社会の生産性向上に貢献しないビジネスは淘汰される。社会生産性向上に貢献するビジネスは更なる生産性向上に貢献するビジネスに取って代わられる。
  4. 全ての変化点は技術革新から始まる。


(追記)

セイタカアワダチソウの話を思い出した。この植物はやせた土壌でも成長繁殖できる。雑草として瞬く間に(正確ではないが)日本中に広まった。悪名高い雑草だ。

ところがこの雑草は肥沃な土壌では成長繁殖の力が落ちるらしい。自分自身が生茂り世代交代を続けると自分自身の枯れ草が土壌を肥沃なものに変えてしまうから、自滅する形になる。もっともススキなどがセイタカアワダチソウに対抗する資質を身に着けたこともセイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた要因ともされるようだ。

結局、「ある環境に適合しても、自分が環境を変える要因になるから、自分で環境不適合になる。」ということ。量子力学の不確定性原理にも通じる発想。

資本主義に何らかの優位点があってその他の社会システムを駆逐してしまえば、自動的に資本主義の優位点も喪失する。すると、新たな欲望を持った奴が新たなチャレンジを始める。新たな争点を作って再び新旧の淘汰が繰り返される。欲望の赴くままだ。きりがない。

欲望と共感と協調。人間性の故に人間は滅ぶ。多分、そういうことだろう。

人間を操るロボット。人間性を喪失した人間。ロボットによる支配は歴史的必然。でもその時のロボットは殆ど人間に見えるだろう。昔の金型で作るイメージのロボットでないことは確かだ。昔のSFは未来の昔話。

@2018



資本主義と言うシステムはそれまでのシステムに対する優位点により成長し成功できた。倒す相手がいなくなったら優位点を失う。次のチャレンジャーをいつまで退けることができるか。長続きしないのは自明。今の時代は、変質を続ける資本主義と言うことになるかも知れない。決定的なチャレンジャーが現れるまでは。

@2020




「心のビタミン」はCheck*Padモーニングサービスの一部を収録しています。チェックパッドがどこから収録しているかは分かりません。ぱらぱら眺めるだけで気分転換になります。⇒(追記)現在はそのようなサービスは終了したのでしょうか見当たりません。

索引ラベル(+)はWikipediaの日本語ページ、英語ページのタイトルを採用する。未収録の場合は適当。


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Mental Vitamin 心のビタミン
kotobanokokoro

☆☆☆

心のビタミンは子供の自由教材として見てもなかなか面白い。もちろん、ビジネスマン(ビジネスウーマン)の研修教材として見ても十分。年代・世代を超えて訴えてくるメッセージをそれぞれどう受け止めるか、その時の心模様~時代背景が微妙に反映されて興味は尽きない。

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