『人は十五歳の時たくさんいろいろな事を考える。 そして人生の問題を殆ど発見する。 その後は、それに慣れて、だんだんにそれを忘れていく。』
- この人は誰ですか?創作上の人物?。存在が確認できない。
- 子供から大人になろうとする時期が15歳ということか。日本なら中学生から高校生になろうとする時期。将来のことを自分の問題として自覚するようになる時期。今は世間も親もせっかちで早生を余儀なくされているかも知れない。
- 人生の問題って実はそんなに多くない。伝記の2つ3つも読めば殆どが詳記されているに違いない。
- 人生の問題は大きな問題、重要な問題、深刻な問題。直ぐには出来ない。確かな方法論と時間と生きる勇気があればいずれ到達できると期待するしかない。
- 人生の問題に立ち向かいながらも、目前に次々現れる問題が時間と気力を奪っていく。 これもまた人生。大事は雑事の陰に隠れるようになる。それが凡人の人生。
- 初心忘るべからず。この言葉を他人から言われているようでは自分はダメ人間と思うべきだろう。
- 視点を変えよう。忘れるから生きていける。毎日シリアスでは早死にしそうだ。定期的にドーパミンを噴出させることは生きる知恵だ。要は、バランス感覚、生きる要領良さ、その中で大事な問題に取り組んでいけばよい。
- 大事なことを。人生の問題。答えがない問題ということ。少なくとも他人が答えを出してくれることは無い。答えは自分で探す、作る、考える。自分が生きて行動する中に答えがあるかどうかも分からない。
- シャドンヌの皮肉は自分自身に向けたものに違いない。彼は今なお答えを探し当てていないのだろう。
人生のCMWを考える
- やれること・できること
- やらなければいけないこと・しなければいけないこと
- やりたいこと・したいこと
自分の人生の問題が自分のCMWのどこに横たわっているか。日々変わるであろう、人生のCMWの広がりの中で人生の問題も転がり続ける。正しいポジションというものはない。それは生き方、人生観そのものだ。
人生を包囲するCMWの否定形
- やれないこと・できないこと
- やってはいけないこと・してはいけないこと
- やりたくないこと・したくないこと
- 直ぐに諦める人は世界を狭くする。
- 罪を働けば世界を狭くする。
- 無関心は世界を狭くする。
- したこと・できたこと
- しなければいけなかったこと・やらなければいけなかったこと
- したかったこと
- 15歳で振り返っても、20歳で振り返っても、結婚のとき、出産のとき、病気やけがのとき、退職のとき、人生間際のとき。後悔する人、反省する人、満足する人、色々いるだろう。
- 人は自分の都合で合理化をする。「できたこと」は「したかったこと」だったと一致させる人もいれば、その逆を言う人もいる。
- Cは実力・実績・事実。
- Mは社会理解・自分理解・合理性理解。
- Wは本音・迷い。
- 自分のCMWの現在・過去・未来を記述すれば簡単に 自己分析ができる。
- 他人のCMWを見れば簡単にカウンセリングができる。
- この手法が面白いのは人生というスケールの問題でも、目先の特定の問題でも利用できること。
- 自己分析、セルフカウンセリングでは、それぞれの否定領域まで意識するのは当然の事。
- 分析チャートとしてのCMWマップは一度グラフに書いてビジュアル化しておけば、あとはそれをメンテナンスするだけだから面倒はない。また言えば、その図は1日で変わることもある。Cの変動は少ないが、MとWはメンタルな刺激を受けることで変動することがある。
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