『 馬鹿の一つ覚え』




馬鹿の一つ覚え

菅義偉または菅義偉内閣を見ていると、どうしてもこの言葉が頭をよぎる。

語彙力が貧弱なだけではない。

用意された原稿を読んで、どんな質問にも、今日はこれを言うと決めたことを脈絡無視して繰り返す。

相手、本来は国民に、意図を理解してもらおうという姿勢は全く見せない。

対策「丁寧に説明する」 と言って逃げていく。

これで、菅義偉は「丁寧に説明した」と思っているのだから、笑う話では済まない。

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菅義偉の"馬鹿の一つ覚え"

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本来の意味は何だろう。

何らかの偶然などで得ることが出来た1つの成功体験を、別の局面でも押し通すことかな。条件が似ていれば次も成功するかも知れない。その次は、成功ではなくても大きな失敗にならなかったりする。やがては、効果の低い、凡庸な手段と分かるが、彼にはそれを止めることが出来ない。やがてはタイトルの誹りを受ける。

世の中に万能薬があれば、成功を繰り返すことが出来るが、なかなか見つからない。 

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馬鹿の一つ覚え

人は誰でも馬鹿になる。

常なるチャレンジなど無理な話。それ以前に合理性も無い。成功体験や常識を踏まえて頭から決めて掛かって良いものと、未知の領域と判断してのチャレンジが必要なものと、その見極めも簡単ではない。 

*

これまで使うことが出来た方法論がやがて使えなくなる日が必ず来る。

馬鹿でいる事さえも難しい局面。

人生のステージが変わるのはそう何度もある話ではないが、最後のステージはチャレンジさえも困難だ。

馬鹿でいることが出来た自分を幸せと思うかも知れない。

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『一生食えるかどうかは「上司を見て生きるか」「マーケットを見て生きるか」で決まる』

 



一生食えるかどうかは「上司を見て生きるか」「マーケットを見て生きるか」で決まる

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転職?

これが名言なら簡単で良いね。 

  • 上司を見る目があるか?
  1. 上司にも色々ある。師と仰ぐことのできる上司ならその言葉は注意深く聞くようになる。只の伝達者なら、上司の上司を見るようになるだろう。
  2. 人を見る目が備われば、そこそこ食べていけるのではないか。逆に言うなら人を見る事さえも難しいということ。
  • マーケットを見る目があるか?
  1. これもまた難題だ。過去を見る事さえ簡単ではない。まして、今後のマーケットを見ることなど殆ど誰にもできない。とは言え、過去の蓄積で、幾つかの方法論は提示されている。当たりはずれがあるからマーケットは回る。
  • マーケットを見ない上司はいるのか?
  1. それぞれの欲得に従って、それぞれの力量でマーケットを見て仕事をしている。己も上司もそのまた上司も。それでも一生を余裕で食えて行ける人は一握り。
  2. マーケットを作るのは人の思惑。マーケットとは個々の思いが集大成した只のマクロ指標でしかない。

なんちゃってね。

本質は何処にあるか。それを示唆していなければ何の意味もない。

共感するところが発見できないが、恐らく現場仕事の経験が少ないのだろう。若くしてコンサル屋になったピカピカの人に近い印象だ。

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『過去にこだわるものは未来を失う』

過去にこだわるものは未来を失う

"Those who stick to the past lose the future"

※ 

不思議だな。英文とされるものでネットを調べると殆どヒットしない。よく似た別のフレーズが上がってきてチャーチルのチの字も出てこない。未来と言う視点より現在を大事にしようという視点になっている。

過去の成功失敗が影響するのは避けられないことだが、拘りとする範疇がどの程度のものか、それも判断付かない。

人によって、信念、希望、などの言葉で置き換えて、拘り続けているに違ない。

ただ、決定的に異なる部分がある。

それは視点・立脚点をどこに据えるかと言う部分。

託されたミッション。託された自分。啓示。弱気で自分がぶれそうにならないように文書や言葉まで用意されている。自分は使者に過ぎない。自分は過去に支配された存在。自分で自分にミッションを貸す場合もある。仇討ちもそうかな?。

価値観の設定を現在に置く人は、過去へのこだわりを捨てられる人は、自由で良さそうだが、信用されないだろうね。支離滅裂になる可能性も高い。

極端に走るのは、いずれにしても、ピエロ的過ぎる。

実際にも、人の行動は過去と今と未来をバランスを図りながら行動している。

何事も極端が駄目とは分かるが、どこに加減の限界があるのか。

勧告の被害者意識だけの発想は、最初は許容していた日本も、頭に乗るだけの振る舞いには流石に呆れかえって、今は、気にしていない。少なくとも日本から歩み寄ることはない。

感謝も尊敬も無い韓国に残っているのは?

過去にこだわるものは未来を失う」は名言かと言えば、心構えの戒めにはなりそうだ。自分を客観視する時の視点を確保するには結子雲亜リマインダーだろう。

問題はその先にあるが、人に頼んで教えてもらうものでも無さそうだ。


似たようなフレーズの格言らしきものも目に入った。

一人の友人を失うことは一つの未来を失うことだ。

『困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。』



困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。

  1. こういう考え方は、割と自然に受け入れられるものだ。
  2. でも、何度か反芻させてみると、物事はこう単純でもないことに気付く。
  3. 自分が困難になった時、もしくは、友人の心算の彼/彼女が困難になった時、具体的に想像してみると、俄かに混乱が始まる。
  4. 敵とか味方とか、人を白か黒で分けられるだろうか。
  5. 自分自身にしても、どのような状況でも、変わらないポジションを取れるだろうか。
  6. 困難に状況に友人を巻き込んでいいかも難しい。
  7. 全く余裕が無くなったら、もう余計なことは考えないで、差し伸ばされた手を掴むだけかもしれない。

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  • いつものことながら。この言葉で自分の行動は変わるだろうか。
  • もし、敵と味方が分かったとして、今までと変わることは考えにくい。
  • 敵と味方の間で疲れてしまうだろう。

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「相談したい人」



相談したい人

いい人や

優秀な人が

良い相談相手とは

かぎらない

気持ちを否定せず

意見を押し付けず

話を聞いてくれるのが

相談したい人 

 

相談するって、結構難しいことだ。仕事であれプライベートであれ、程度は兎も角自分をさらけ出すことになる。相応の覚悟が必要。相談してた筈が議論を戦わせることになったり、カウンセリングを受けていたり、逆に教える立場になっていたり、ここぞとばかりに攻撃されたり。全く、共感するものが無かったり。相談内容が翌日には漏れていたり。別の相談相手を紹介してくれるケースもある。

相談はする方もされる方も大変。問題を抱えてしまったのだから、それを共有してもらうのだから、しかも、相談なんて真面目な奴の窮余のさくなんだから。

多くの場合、

悩んだ挙句に自分の答えが大丈夫か確認する形になる。よほどのことが無い限り、そっと後押しをしてくれるだけでいいのだ。


 

 

『人間はどんなところでも学ぶことができる。 知りたいという心さえあれば』


出典:MASTERキートン 

この漫画は何処かで見た記憶にはある が、内容は全くしらない。絵はしっかりしているのに、恐らく、ストーリー展開が今一だったのだろう。

『人間はどんなところでも学ぶことができる。 知りたいという心さえあれば』

言葉自体は凡庸。この手の言葉は、誰でも耳にしたり、口にしたり、何度か横切るものだ。

要点は情熱。熱意は方法論を探し出し、到達点へ向けて送り出してくれる。

誰もがそういう希望を持つ。

己の才能の無さに気付くまでは。

努力は貧弱な頭ではどうにもならないことが分かるための旅に過ぎなかった。 

その経験こそが宝とやがて気付く。努力は捨てたものじゃない。

己を知り、己の進むべき道を知ることが出来る。

学びとは気付き。

それで十分だ。

『生きる勇気を持たないものは、 戦う前に消えていく』      

この言葉もまた凡庸。というか、ストーリーの中で理解しないと、言葉自体に無理が感じられる。

前項の言葉と似ている。

要は、気持ち、精神、気力、情熱、・・・メンタルが大事だと言っている。そのこと自体は否定しないが、勇気があっても戦いに勝てる訳ではない。

若者よ身体を鍛えておけ。勇気を持つには備えが必要という側面もあるのだから。

結局、

貧弱な奴は、勇気を持てず、戦いから離脱する。

屈強な奴は、勇気にあふれて、戦いに挑んでいく。

だから?

人それぞれの生き方で十分じゃないか。

自分の価値観の軸の上に人を並べる必要は全くない。 


『どんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世界は変わらない。』


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どんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世界は変わらない。

  1. マイケルムーアってどこかで聞いたことがある名前だ。


『どんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世界は変わらない。』

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読むと意味不明。

原文はどうなっているんだろう?

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無理やり考えてみる。

それが正しい方法かどうかは分からなくても、正しい目的であるなら、まず行動を起こすことが大事で、行動を起こさなければ、何も変わらない。

これは、

所謂PDCAとか仮説検証型アプローチに馴染んでいる人なら、分かりやすい。まず始めよう。軌道修正しながら、正しい道を探し当て、目的達成に近づける。

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「失敗を過度に恐れる人」に知ってほしい7名言



1.大沢啓二(プロ野球選手・監督)

人生に悩みがあるのではない、悩みがあるのが人生なんだ。

  • 恥ずかしいけど分からない。人生と悩み、生きることと悩むこと、これは一体で不可分と言うのだろうか。
  • 人生とは修行の道ともいうだろうか。


2.ウィリアム・ローゼンバーグ(ダンキン創業者)

一度も間違ったことのない人はいないだろう。いるのであれば、それは、何にも挑戦しなかった人だ。

  • ストレスの無い冷静な状態で聞けば極めて当たり前のことを言っている。
  • 失敗を恐れずチャレンジしろと言っているのかも知れない。
  • 大きなリスクが代償となる決断を迫られていたら?。回避、先送り、転嫁などを考え始める意気地なしになるかな。それもまた是とする考え方もある。
  • 心配しなくても時間はいつか人を崖っぷちに追い込んでくれる。

3.本田宗一郎(本田技研工業創業者)

私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。

  • 素晴らしいと思う。でも、本当は多くのことを達成している。失敗ばかりなら、ホンダは存在できていない筈。
  • 自分が自分をほめる理由と他人がほめる理由は多くの場合違っているのだろう。

4.ウォルト・ディズニー(ウォルト・ディズニー・カンパニーの共同創業者)

心配したって事態は良くならない。私もいろいろなことを心配するが、ダムからあふれる水までは心配しない。

  • 面白い言葉だけど、やや論理矛盾を感じる。言葉の有用性を理解できないのは残念。
  • メディアの発達で、茶の間にも世界中のニュースも流れ込んでくる。共感する対象が増えて、心配事が増える。
  • 心配=リスクなら事態をよくするためにリスクマネジメントの行動が求められる 。
  • 世界がネット繋がった時代はダムの決壊も他人事ではないこともある。


5.マザー・テレサ(修道女・慈善活動家)

人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。それでも許しなさい。

  • 何となく宗教的な響き。理不尽に遭遇しても許しなさいって?。
  • 人権とか言って権利主張が当たり前になって来た中では、貴重な言葉だ。
  • 「許す」とは?。耐えたり我慢する事ではない筈。忘れることでもない筈。
  • 人と思わず、動物やペットと思えば、相手を責めることはない。
  • 自分も動物になれば、強烈な怒りが込み上げてくるだろう。
  • 自分の中の動物の心を鎮めて人として振舞う。それが許しなのかもしれない。今風ではないけれど。



6.安藤百福(日清食品創業者)

人生に遅すぎることはない。50歳でも、60歳からでも新しい出発はある。

  • よく聞く言葉だ。励ましの言葉だろうが、気休めにしか聞こえないこともしばしば。
  • 逆の話もよく聞く。事々に相応しい年齢がある。何処かの企業の宣伝に限らずだ。
  • 実際には時間を馬鹿にしてはいけない。時間は自分も環境もすべて変えてしまう。
  • 新しいチャレンジのチャンスは常にあるように見えるが、常々の心の準備が欠かせない。

7.野村克也(プロ野球選手・監督)

恥をかき続けた27年間を終わってみて、「人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ」と、気がついた。それが「修行」。「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。

  • 恥ずかしいとは、恐らく、失敗のこと。世間体で恥ずかしいのか、自分を振り返って恥ずかしいのか。いずれにしても、心に刻んだ失敗と言うことだろう。
  • 失敗を踏まえて、成長機会を得る 。


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「心のビタミン」はCheck*Padモーニングサービスの一部を収録しています。チェックパッドがどこから収録しているかは分かりません。ぱらぱら眺めるだけで気分転換になります。⇒(追記)現在はそのようなサービスは終了したのでしょうか見当たりません。

索引ラベル(+)はWikipediaの日本語ページ、英語ページのタイトルを採用する。未収録の場合は適当。


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Mental Vitamin 心のビタミン
kotobanokokoro

☆☆☆

心のビタミンは子供の自由教材として見てもなかなか面白い。もちろん、ビジネスマン(ビジネスウーマン)の研修教材として見ても十分。年代・世代を超えて訴えてくるメッセージをそれぞれどう受け止めるか、その時の心模様~時代背景が微妙に反映されて興味は尽きない。

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