『理解なんてものは概ね願望に基づくものだ』

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理解なんてものは概ね願望に基づくものだ


  • 攻殻機動隊(アニメ)
  • 荒巻大輔
  • 台詞
  • 作者?



この言葉自体が自己矛盾しているかな?。 「理解は願望に基づく」とこの人は願望し理解したのだろう。

「1+1」が「2」であることを理解するのは願望?。論理や科学や技術などの世界は屁理屈でも入れてこないと少し無理がある。

人間を理解するのは(現時点では)論理や科学では説明できなことが多いから願望?。裏側から見れば、忌み嫌いと言ってもいい。憎悪が先に来てその説明をすることで理解しているケースは結構多いのではないか。

人を理解するのは、実際の問題として、その人に対してどれくらい共感を持つことができるかによる。共感と言うのは知りえたことを自分の都合で自分の心(イメージ空間)にマッピングしていくから、願望と大して変わらない。勝手な取捨選択も行われるから、早合点、思い込み、勘違い、などが入り込んでくる。修正作業を継続してやっていればよいが、固定化していると不幸な事態を招くことも。

他者による評価、評判、ランキング、なども修正作業には必要だろう。

それでも残る部分は信念。しかし信念なんて格好良く言ってみても、単なる願望がへばりついているだけのことが多い。

自分の問題になって跳ね返ってくるのは怖いものだ。

自分のこだわりの根源は何処にあるんだろうかとか。

『噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。』

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噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。



西部劇で有名なワイアットアープ。実在の人らしいが、正直なところ人となりについては良く知らない。

名言というべき内容には自分の考えや行動に触れるものがあるが、これは如何だろうか。

「噂」などいい加減だから気にするな。嫌それ以上に、「噂」はまだまだ辛辣ではない優しいものだから、安心して?、受け止めて構わないよと言うことかな。懐を広く深く保てば噂は噂でしかなくなる。



ワイアットアープから100年後の今はSNSで噂が飛び交う。スピードも広がりも脚色も桁違い。加えて自然消滅しない永久保存だ。ワイアットアープが今のSNSの世界を見たら別の言葉を吐いて居たかも知れない。

忘れられる権利」を改めて考えることになる。

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『人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。』

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人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。

  • 徳富蘆花(とくとみろか)
  • 生年月日: 1868年12月8日
    生まれ: 熊本県 水俣市
    死亡: 1927年9月18日
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  1. 名前は有名。でも作品には触れたことがない。昔の国語の教科書には 何か出ていたかもしれない。
  2. タイトルの言葉の響きは荒々しいが、それほど特別なことを言っている訳ではない。 現代社会の気質とのずれも感じるが、この言葉の方が感情に対してストレートに表現しているに過ぎない。
  3. 人生について語るあるいは語り合う。そういう時代はほんのひとときだ。老人が若者を相手に何かを語っても伝わることは期待できない。老人が何処かに書きなぐったとて伝わる相手は若者ではない。
  4. 若者の叫びは言葉は拙くてもその瞬間の真実がある。 共感できるものがそれに続く。
  5. 若者と老人を分けるのは年齢ではない。意識。覚悟。例えば、タイトルの言葉に共感するなら、あなたは最早若者ではあるまい。



(その他の言葉)

  1. 人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。
  2. 死んで誰一人泣いてくれるものもないくらいでは、 生きがいのないものだね。

『恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。』

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恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。

  1. 無駄を削ぐとこういう表現になるのかな。
  2. 削いだ部分にこそ価値があるかもしれない。
  3. 詩的であることが人間の証明なのかも知れない。

(他の言葉)

  1. 最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら、 しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。
  2. 恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。
  3. 人生は一箱のマッチに似ている。 重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。
  4. 天才の一面は明らかに醜聞を起こし得る才能である
  5. 自由は山嶺の空気に似ている。どちらも弱い者にはたえることはできない。
  6. 人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称しがたい。しかし、とにかく一部を成している。


言葉を理解する限界

・・・言葉だけを抜き出して勝手なことを言っている人間・・・の一人としては耳が痛いけど自分の世界観で理解するのはとても大事なことだ。言葉の本来の意味、作品の思想をどこまで辿ったところできりがないし、何処まで行ったところで自分の世界の中でしか理解できるものではない。勿論、自分の世界観と他人の世界観にはずれがあるから、押し付ける必要はない。

「心のビタミン」はCheck*Padモーニングサービスの一部を収録しています。チェックパッドがどこから収録しているかは分かりません。ぱらぱら眺めるだけで気分転換になります。⇒(追記)現在はそのようなサービスは終了したのでしょうか見当たりません。

索引ラベル(+)はWikipediaの日本語ページ、英語ページのタイトルを採用する。未収録の場合は適当。


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Mental Vitamin 心のビタミン
kotobanokokoro

☆☆☆

心のビタミンは子供の自由教材として見てもなかなか面白い。もちろん、ビジネスマン(ビジネスウーマン)の研修教材として見ても十分。年代・世代を超えて訴えてくるメッセージをそれぞれどう受け止めるか、その時の心模様~時代背景が微妙に反映されて興味は尽きない。

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