『遅い仕事は誰でもできる』
- 荻田?
- 会社の先輩の口癖。
- 納期に間に合わなければ仕事自体が全く無かったことになる。例えば、上司(経営層)からいつまでに(多くは経営会議の日程までに)どの資料を用意しろと言われて準備が出来なかったら直ぐに配置転換(クビ)と言う訳だ。
- 資料の分析検討の完成度は低くても問題解決を進めたい幹部連中の議論ができるだけの材料は用意する。
- 所謂QCDで言えばDが必達。QやCは妥協できる。時間やコストを十分かけてQを達成するのは誰でもできることだが役に立たない。
品質不祥事で世間を騒がす日産や神戸製鋼などDを優先させるためか、Qを犠牲にして商品をどんどん出荷させた。
品質側面の何を優先させるか、どこまで妥協できるかは、商品(提供するもの)の特性によって異なる。常識だ。すべてがエクセレントと行かない時に、妥協点(歯止め)を適切に設定できるか。難しい問題だ。想定外の自体、不測の事態においてはマニュアル人間は立ち往生する。
商品となると面倒なことが多いが、通常のコミュニケーションでは納期が大事。納期を守らないとコミュニケーション自体が成立しないからだ。極端に言えば、間違っていても、嘘をついても、レスを返すことが優先する。間違いや嘘が多いと信用を無くすが、レスを返さない状態、無視、放置よりはまだ良い。
コミュニケーションは仕事の基本要件、仕事が遅い人はコミュニケーション能力も低いのだろうか。
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