『時間が過ぎ去って行くのではない。 われわれが過ぎ去っていくのだ。』
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- なんとも悩ましい表現だ。四次元世界、時空間世界の表現として面白い。現在という時間は確かに不動。天動説的な発想かな。 過去だけが積上がっていく。
- 時間は歳を取らない。現在時間は黙々と歩を進め、我々は過去においていかれる。
- でも、この言葉のメッセージは何だろう?。実はあまりよく分からない。というか、全然分からないかな。「老い」ということに対する自覚を持てということなのかな。人は生まれてからずっと老いのプロセスにある。自分は変わらずに世の中が変わったと思っているが、変わったのは自分自身。現在と乖離していく自分自身なのだ。その自覚、あるいは覚悟を持たないと間違えてしまうよ、とか。
- この言葉が正しいとして我々は何を考えるべきか為すべきか。全ての人は過去に追いやられてしまう。だから?。何かを残そうとするのか?。時間に抗うことなく静かに覚悟の人生を送るのか?。