日本旅行記
日本王国、ならびにその皇帝と統治についての略誌
『人間は自己の運命を創造するのであって、 これを迎えるものではない。』
- オーロフ・エリクソン・ヴィルマン
- Olof Eriksson Willman
- 1623年 - 1673年
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人物画像は残っていないのかな。スウェーデン人と言うのも面白い。どういうルートで日本で導かれてきたのだろう。50歳と言う年齢は、当時なら若死にと言うほどでもないだろうが、何か特記すべき理由があったに違いない。
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タイトルの言葉は魅力的だ。
当時は宗教の圧力や、国王に使えるものとしてのミッションたる圧力など、運命をゆだねることは、今よりも多かっただろう。その中で発せられたのではないか。
しかし、
事故の運命を想像することの苦しさを思えば、何かに委ねている方がはるかに楽に違いない。
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自由の価値が共有されている現代でも、この言葉は重いな。
自分で選択した生き方は自分に跳ね返ってくる。競争社会に隙間はない。自由と言うのに窮屈な社会だから。欲望と才能と運がバランスしない。何度もチャレンジできる筈なのに、一度の失敗で諦めてしまう弱さもある。
自分が生きてきた道を振り返れば、自分が望んだ道ではないことばかり。自由な選択の結果だったはずなのに。お受験で失敗するまえに、親が駄目親だったかも。
失敗に疲れて引き籠る。
SNSの世界に逃げる。
ゲームに埋没。
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自分探しなど、中学生の共通テーマだったか。いつまでも、このテーマの前でうろうろしている自分がいる。
結局、信じるものは救われるで、出口にするのかな。
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