「心構え」

心構え

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心構えとは、辞書的には、何らかの目的・意図に対する時の心の準備。覚悟。等とある。気構えなど類似語の説明もある。

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でも、大事なことはその中身。本当らしさ・本質・言葉で済まされない部分だろう。

心の準備とは心の入れ換えとか新たな心の収め方のこと。心理状態・精神状態を新たなステージに合わせて、整える事。若しくは再確認すること。

例えば、

誰かと会う、どこかへ出かける。何かを始める。環境を変わる。グループに入る。・・・

新たな環境に移る時、新たな活動を始める時に、それに相応しい精神状態を準備する必要がある。今までとは違う何かに対する心の備え。

「男子三日あわざれば刮目して待つべし」の心境。

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変化に備えるのは当然だが、特段の変化が無い時もまた、平常心としての心構えが求められる。今風で似た感覚のものは危険予知トレーニングの心境が近いかな。

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さて。改めて問い掛ける。「心構え」とは?

果たしてメンタルなものだろうか。

心の準備の前には肉体的な準備、必要な行いがあるに違いない。限りを尽くした準備も無いのに、心構えが出来ている訳が無い。

心構えをしっかりさせるためには、それまでに、最善の行い、準備が尽くされていなければいけない。そう思うのが普通。準備を何もしていない奴が、心構えが出来ていると言っても、鵜呑みには出来ない。準備も無く、心構えが出来ていると口にする奴は、変化球が飛んできて対処できない。見送るか出鱈目に振り回すかだろう。

それは、心構えと言うよりは、開き直り。ギブアップ宣言みたいなものだ。最善を尽くす気合もなければ、恐らく最善とは何かさえも分かっていないに違いない。

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試合に臨む時の心構えが、練習の積み重ねの果てに漸く到達できる精神状態と知るべきだ。

準備もしないで試合に臨むものは、無責任な無手勝流。当たって砕けろ。開き直り。あるいは敵前逃亡。自分を大切にさえしていない。

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時間を掛けて思いを尽くして準備万端を経て漸く心構えが出来ると心得よ。

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Attitude

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英吾の「Attitude」が心構えの訳語に充てられることが多いが、ニュアンスは表面的な形容に見える。日本語でもピタッと来るものでないから、ストレートに当てはまる英語などは期待する方が無理がある。

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覚悟

この言葉も同様のニュアンスを持っていて、境地に至るのは容易ではない。不退転の決意と言う言葉にも、同様のことが言える。

多くの人が使うのは、やはり、開き直りに近い。

十分な準備の上で、当たって砕けろなら、覚悟を示すものだろうが、練習そこそこで試合に臨む奴には、GoForBreakなんて使って欲しくない。

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<新入社員の心構え> 

(サンプル)

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信頼関係

どんな仕事も1人では何もできない。チームワーク、パートナーシップに支えられてようやく仕事が出来る。その前提が信頼関係。誠実。真面目。約束を守る。時間を守る。自分を知ってもらう(ポジティブストローク)。よく話を聞く(#アクティブヒアリング)。しっかり準備をする。スルーしない。適度なアイコンタクト。

「共感」は信頼関係の基礎をなす。自分の立ち位置を間違えないこと。 理念、ビジョン、価値観などの、ある意味ではお仕着せに見えるものに対する共感も建前として大事だが、最大のものは、達成感の共有になる。同じ釜の飯の仲間になると言うこと。

信頼関係を維持する別の 側面はリスクとセキュリティの適切な管理。公私オン・オフの管理。此処をしっかりしないと築いてきた信頼関係も一気に失う。

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健康

 一番の最上位の準備事項。意識がしっかりしている。睡眠がとれている。食事がとれている。過剰なBMI(痩せすぎ・太りすぎ)。過剰な飲酒・食事。喫煙・口臭。

ストレスコントロール。現代社会の闇とも言えるストレス問題。会社員に限らない。学生でもリタイア組でも、人としての尊厳を維持するには欠かせない基本事項。

身なり/身だしなみ/身構え

今風に言えばドレスコード。初めてその場へ行く時はどういう格好で行くか、結構悩むものだ。電話等で問い合わせをすると、今どきの答えは必ず、普段着でいいとか、カジュアルでとか、。何処で聞いても、フォーマルで来てくださいと言われることはない。

就職して、転職のケースもあるだろうが、初めての出社に及んで本当にカジュアルで出かける人はいない。スーツ・ネクタイは必須。本当にカジュアルな雰囲気の職場なら、ネクタイを外したり、ボタンを緩めたりして、雰囲気に合わせることで十分。カジュアルな服装で初出社する人への視線は厳しい。侮辱された気持ちになる人もいる。

新参であることを皆に示し、一歩引いたスタンスを取ろうとする心構えが必要になる。

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会社の中で率先してドレスダウン(?)できるのは、その場のトップやベテラン。最初にネクタイを外せるのは、当然だけど上司。部下は、上司がっボタンを外すのを確認してから外す。分かっていてもその手順を踏む。それが”へりくだり”と言うものだ。

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目標管理

目標・目的を意識して持つ。目標と手段の展開を考える(計画策定)。プランを実行する。定期的にレビューする。

プランにはチャレンジを入れる。興味本位でも仕事と関係する領域でも構わないが未経験領域について、試行錯誤してみる。

プランの領域。キャリア。ライフイベント。資産形成。

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自己紹介

ステージが変わると言うことは新しい付き合いが始まると言うこと。自分を知ってもらう覚えてもらうことはスムーズなコミュニケーションを確立するために重要。特段、ステージが変わらなくても、日常的に、ポケットに入れておくことは、自分を見つめ直す意味も含めて有用。

・1分以内の自己紹介。いくつかパターンあるだろう。その場が何かによって変わる。

・3分間自己紹介。下手すると、2回必要かも。初日に歓迎会をやる会社か、このご時世で自粛か分からないけど、歓迎会があれば、そこでまた何かを披露しなければいけない。無手勝流でも十分。

・夢を語る。なかなかできない。無理は無用。でも、仕事上でもプライベートでも、夢、構想を語れるといいね。

・最も大事なことは研鑽していること。人に言いたくないものもあるから無理やりいう必要はないが、空っぽと言うのが最もいけないことだ。

・英語版も用意する。時々訓練する。

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お酒と歌と余興

こうなると心構えにウンザリだろう。それでもアフター5はサラリーマンの現実。人事は其処で決まるという冗談?都市伝説?もある。

若い人の中にはあまりお酒と縁の無かった人もいる。それがいきなりお酒の場に付き合わされる人が来る。コロナ禍でなければ、歓迎会でいきなり設定されるもの。全く飲まないのは座が白ける。度を過ぎたら自分が辛い以上に周りの目が変わる。自分の適量を知る必要がある。悪酔いを警戒する人はその手のドリンクを用意する。

アフタ5がいきなりカラオケ大会になることもある。持ち歌が全くないのも変な話だ。

手品とかクイズとかゲームとか体験記とか。

 今どきの学生も終業後の付き合いは時として重要。まあ、純粋に楽しむ方向で十分と思う。

アドバイスの受け入れ

サラリーマンに限らないが、直属の上司とか仕事上のパートナーとかの枠を超えて、色々な声が直接間接に届く。

岡目八目、余計なお世話、年寄りの冷や水、など。仕事で手一杯の時に、予想外のあらぬ方向からの飛込アドバイス。注意事項、クレーム、提案など色々な側面を持つが、指揮下に無ければひっくるめてアドバイスで済ましてしまうことが多い。余裕が無いから、心の準備が無いから。時として失礼な対応になることがある。

アドバイスをネガティブに捉えたら敵を1人作ることになり、ポジティブに捉えたら見方を1人作ることになる。

いつでも自分を客観視できることが大事。そうしないとアドバイスの理解も出来ないことになる。

聞き流さずに本意をしっかり聞き取るコミュニケーション力が必要。彼彼女を動かした本当の要因はないか見極める力が必要。問題の本質を探る姿勢が必要。

業務ラインを超えて声を掛けてくるのは、余程の事態と捉えた方が間違いは少ない。 

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逆に、他所の部門、上司を飛び越えた上司などと、普通に話が出来て、アドバイスを貰いに行けるようになれば、既に一人前と言えそうだ。

自分を知ること

自己紹介の準備と重なる部分もあるが、もっと内面的な深層的な部分で自分を理解する。

例えば、幼少期~成長期に形成された資質は「父性原理」/「母性原理」の影響を強く受けるが、その後の気づきや環境の変化への対応の中で修正され成人する頃には歪さは緩和されているものだ。

母性原理は母親との接触時間が長いため、誰でも程々備わっているが、虐待などがあれば、母親との健全な接触が損なわれて母性原理も欠落している恐れがある。また母性原理に過剰に強く影響されると、所謂マザコンの症状になる。大人になっても歪んだ依存症が残ることは何かの拍子で露呈するのは多くが知るところだ。適度であれば、チームワーク、思いやり、協調性など集団の中で欠かせないオアシス的存在となる。

父性原理は父親がサラリーマンとかで在宅時間が限られている場合や、単身赴任などの場合は、接触時間が短くなり、 父性原理を獲得できない。父性原理は外(そと)社会との適合性とも言える資質を育てるが、これが欠落すると、大人の男性とのコミュニケーションを苦手とする。社会規範による規律を負担に感じる。自立心・向上心も希薄なため、やがてお荷物になりやすい。

父性も母性も意識して自らを矯正すれば自分の資質とすることが出来る(筈)。

 大事なことは自分の父性原理と母性原理がバランスしているかどうかの気付き。

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♡セルフチェック:

(1)長続きしない

勉学・趣味・部活・サークル・仕事。なんでもロングレンジのテーマに対しては継続して自分を律していく必要があるが、それを苦痛に感じてしまう。

重症の場合は、サークルを転々とするレベルで収まらず、不登校、中途退学、出社拒否(休職)、中途退職などキャリアに響く事態に繋がる場合もある。

(2)易きに流れる

チャレンジ精神・向上心が希薄なため、経験のあるエリア、簡単に出来そうな目標に向かいがち。新しいことは嫌がる。リスク回避型行動が顕著。 

自発的な企画提案が苦手。企画書・提案書を策定したり、必要な人の前でのプレゼンテーションが苦手で、自ら進んでやることはない。

不平不満が多い。不平不満を言えば母親が問題解決してくれるから自発的に解決しようとしない。

(3)責任感が希薄

全ての問題を受け入れた母親の存在が発想の根底に残っているため、問題は誰か他人の責任と考える。自分自身は「被害者意識」を持つ傾向が強い。 

日常的に、組織(グループ・学校・会社・その他)の問題点を探したり、組織に対する不平不問が多い。 非は組織に有り自分にはないを積み重ねて安心を得る。

問題解決への意識が希薄で改善提案なども表層的なものに留まる。

総じて自己管理能力が低くなりがち。健康管理、マネー管理・資産管理、ライフイベント管理。

いやはや

此処r構えが出来ているなんて迂闊に言えそうも無いね。じゅびが終わっていなくても、しっかり意識していることこそが大事なんだろう。正に、自覚と言う奴だ。

【附録】

#アクティブヒアリング

積極的傾聴。 よく話を聞く。相手の立場に立って考えながら話を聞く。職場には、年齢が上の人もいれば下の人もいる。思い込みの価値観を前提に向かい合えば、ギャップができて衝突の原因になる。これは実際は簡単でない。自分が真剣であることが伝わらなければ、口を開く人はいない。

自分の理解が正しいか、確認の質問を入れる。 これは難しい。相手の性格も踏まえて質問しないと台無しになる。

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【関連】

新入社員の心構えと心得

https://sagamiharaadvisory.blogspot.com/2022/03/blog-post_29.html


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「心のビタミン」はCheck*Padモーニングサービスの一部を収録しています。チェックパッドがどこから収録しているかは分かりません。ぱらぱら眺めるだけで気分転換になります。⇒(追記)現在はそのようなサービスは終了したのでしょうか見当たりません。

索引ラベル(+)はWikipediaの日本語ページ、英語ページのタイトルを採用する。未収録の場合は適当。


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名言 格言 一言
Mental Vitamin 心のビタミン
kotobanokokoro

☆☆☆

心のビタミンは子供の自由教材として見てもなかなか面白い。もちろん、ビジネスマン(ビジネスウーマン)の研修教材として見ても十分。年代・世代を超えて訴えてくるメッセージをそれぞれどう受け止めるか、その時の心模様~時代背景が微妙に反映されて興味は尽きない。

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