『人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」。七文字で言えば「身のほどを知れ」。』
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- 徳川家康が本当にこのようなことを言ったかどうかは分からない。らしくない言い回しだから適当に語ったものだろう。
- 「上を見るな」も「身のほどを知れ」も似たようなニュアンスだから詰まらない。加えて、今時の価値観とは相いれない。だから、反って新鮮に感じるかも知れない。
- 為政者にご都合な言葉にも見える。封建社会の安定には欠かせない。下剋上などもってのほかだ。
- 誰にもチャンスがある社会なら活気にあふれるが安定感(?)はない。 既得権、利権を大事に守る社会は安定しているが停滞する。停滞は歪みのエネルギーを蓄積するだろう。徳川300年は日本の可能性を奪っただけだ。それを象徴するような言葉に見える。
- 「十年早い」も同じか?。
- 今時の正しい理解は誰でも知っていることだが、「己を知り、敵を知り、時を知ることで戦いに勝つことが出来る」というものだ。
- 勝てるようになるまでじっと待つのではない。鍛錬、蓄え、偵察の末に、時を作り出すのだ。どのような戦いも同じ。
- 現代の個人も組織も、自分がどのような戦いを仕掛けられているか理解しなければいけない。現代の個人も組織も、常に戦いを仕掛けていなければいけない。(お疲れ様なことです)