『子供はみんな芸術家だ。問題は、大人になってからも、どうやって芸術家でいるかである。』
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子供のセンサーにも処理装置にもフィルターやバイアスが掛かっていない。脳は外からの刺激、内からのエネルギーに素直に反応できる。
刺激を受けて蓄積する。学習して整理する。巨大なフィルターが出来上がる。処理プログラムが固定概念に振り分ける。
芸術に限らない。
どんな刺激も素直に感じて受け入れることが出来た子供たちは、 処理能力の限界を迎えて素直さを失う。
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普通に言うなら、成長とは、体内に情報処理エンジンを構築する事。作っては壊し、壊して再構築する。やがて安定したエンジンが出来上がる。ものの考え方、価値観がエンジンのチューニングに関わる。成功体験失敗体験も。
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どんな刺激、どんな手順、どのような成長をすれば、芸儒家を維持できるのか。今の教育システムが妥当なのか、誰も分からない。
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子供は、ある日突然、素直さを失う。エンジン構築に失敗したから。作り直しが上手く行けば収まる。何度作り直しても上手く行かない奴は、社会のお荷物になる。
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