『朝起きる時は「今日も会えないだろう」と思い、 寝る時には「今日も会えなかった」と思うのです。 長い長い毎日に、幸福な時は片時もありません。 全ては物足りなさ、全ては後悔、全ては絶望です。』
- コデルロス・ド・ラクロ
- 1741-1803
- 出展「危険な関係」
- どこから持ってきた文章だろう。恋愛小説?。こういう世界は傍から見れば兎角大げさなものだ。勿論、名言などである筈も無い。
- 人間の性、あるいは恋愛を成就できない人間の悲しみが描かれている。
- 何事によらず受身の人間の心は不健康だ。動的な主体者として自分の人生、自分の日々を漕ぎ出なければなるまい。ただ、皮肉も待っている。力強く漕ぎ出ても、潮の流れに任せても行き着く先は地球の果ての滝から落ちるしかない。
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