『人は幸福を探し始めると、たちまち幸福を見つけられない運命に陥る。 しかしこれには不思議はない。 幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、 好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。』
- アラン
- Alain
- エミール=オーギュスト・シャルティエ
- Emile-Auguste Chartier
- 1868年3月3日 - 1951年6月2日
- このような言葉を見るとストレスがたまる。
- 何かを、この場合は「幸福」だが、説明しているようで実は何も説明していない。
- 更に言えば、ショーウインドウの中の品物だって、好きに買える訳ではないのだ。金持ちは貧乏人の心も知らずに勝手な能書きをたれている様は恥ずかしいものだ。
- それでも理解に努めるなら、青い鳥の話に通じるものを感じる。あるいは、・・・?。自分は幸せかなんて自問している自分はそんなことを気にしているだけ幸せでないかも知れないし、下らん質問を思い付くだけ幸せなのかもしれない。
- はっきりしていることは、今は生きていて、いつかは死ぬということ。生まれる前のことも死んだ後のことも何も知らない。ただそれだけだ。
- 知らぬが仏。知ることは欲望をかき立てやがて欲望を打ち砕く。
(他の言葉)
- 金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
- 自転車は走ればこそ転倒しない。 要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。
- 男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、 非常に不幸を感じるものである。
- 幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
- われわれは現在だけを耐え忍べばよい。 過去にも未来にも苦しむ必要はない。 過去はもう存在しないし、 未来はまだ存在していないのだから。
- 人は幸福を探し始めると、たちまち幸福を見つけられない運命に陥る。 しかしこれには不思議はない。 幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、 好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。
- 幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。 幸福を追っかけるなどは、言葉のうえ以外には不可能なことである。出典:幸福論
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