『運命のなかに偶然はない。 人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。』
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- 大震災に襲われるときにはこんな馬鹿な発想はしないだろう。アリとキリギリスを思い出すときはその通りだと思うだろう。因果応報という言葉もあるが、其れを運命と捕らえる人は少ない。こうなると、この人の言う「運命」という言葉の意味自体が怪しくなるし、偶然というものの意味あるいは定義も怪しいものだ。
- 「偶然」とは予想していなかった、期待していなかった、希な出来事や事象。と言ったらそれは間逆の嘘。人が偶然を発見できるのは常に意識しているからだ。偶然の出会いはたくさんあるが認識できたものだけを偶然と言っていることもある。
- 科学の発達で、以前は予想も出来なかったことが今は常識のように受け止められるようになった。
- 自分の運命は自分で作るとは言ってみても、その運命と思わされていることも誰かの意図かもしれない。
- 結局、人は何に手繰られているのかということになってしまう。途端に詰まらなくなる。
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