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『 馬鹿の一つ覚え』




馬鹿の一つ覚え

菅義偉または菅義偉内閣を見ていると、どうしてもこの言葉が頭をよぎる。

語彙力が貧弱なだけではない。

用意された原稿を読んで、どんな質問にも、今日はこれを言うと決めたことを脈絡無視して繰り返す。

相手、本来は国民に、意図を理解してもらおうという姿勢は全く見せない。

対策「丁寧に説明する」 と言って逃げていく。

これで、菅義偉は「丁寧に説明した」と思っているのだから、笑う話では済まない。

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菅義偉の"馬鹿の一つ覚え"

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本来の意味は何だろう。

何らかの偶然などで得ることが出来た1つの成功体験を、別の局面でも押し通すことかな。条件が似ていれば次も成功するかも知れない。その次は、成功ではなくても大きな失敗にならなかったりする。やがては、効果の低い、凡庸な手段と分かるが、彼にはそれを止めることが出来ない。やがてはタイトルの誹りを受ける。

世の中に万能薬があれば、成功を繰り返すことが出来るが、なかなか見つからない。 

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馬鹿の一つ覚え

人は誰でも馬鹿になる。

常なるチャレンジなど無理な話。それ以前に合理性も無い。成功体験や常識を踏まえて頭から決めて掛かって良いものと、未知の領域と判断してのチャレンジが必要なものと、その見極めも簡単ではない。 

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これまで使うことが出来た方法論がやがて使えなくなる日が必ず来る。

馬鹿でいる事さえも難しい局面。

人生のステージが変わるのはそう何度もある話ではないが、最後のステージはチャレンジさえも困難だ。

馬鹿でいることが出来た自分を幸せと思うかも知れない。

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