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『思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。 それは地上の道のようなものである。 もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。』

『思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。 それは地上の道のようなものである。 もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。』

短縮すると希望とは地上の道のようなもの 歩く人が多くなれば それが道になる

  • 魯迅
  • 1881/09/25-1936/10/19
「希望」という言葉は改めて考えてみると不思議なものだ。人それぞれどのように感じているか?。きっと各人各様なのではないか。

勝算、勝ち目、強い光、力強さ、・・・などから、もっと儚い(はかない)弱弱しいもの微かなものまで。

ここで魯迅が言うのは:

光に照らされ見えるようになった道筋が希望なのだ。光に導かれた道筋。人の進む方向がはっきりしている状態。



少し違っていたかな。

一人の人が持つ儚い希望、それは幾つあるか分からないが、まだ希望と言うものではない。

しかし、多くの人が共感するようになった希望は、確かな方向を示す希望として強く認識される。

地域、世代、時代、などの壁を越えた共感できる希望は、ひとたび、言葉で語られるなら大きな力になるに違いない。